幼児期より発症したアトピー性皮膚炎は、遺伝的要素が大きく関与している事は、周知の事実だと思われます。
現在では、小学生から大人にいたるまで、幼児期からではない発症ケースも珍しく無い時代となりました。花粉症と同じように、ある時から突然に発症するのです。
自然界における基本的な仕組みに「形態の相似形」というものがあります。これには、細胞核と細胞膜の関係や、精子形態と脳脊髄形態の関係などが挙げられ、働きの関係といたしましては、外部からの情報は境界層を通じて核へと伝わり、核部の情報は境界層(皮膚など)へ投射されるというものです。
東洋医学においては、体内の状況がそれに該当する皮膚のツボに表れるという仕組みであり、現代医学においては、デルマトーム(皮膚節)として神経学的に活用され、深部へ進むに従い、ミオトーム(筋節)・オステオトーム(骨節)となります。
これらの原理より考えますと、皮膚症状の多くは内科的な要因である可能性が高く、代表的な病態がアトピー性皮膚炎であります。重度脳虚血状態における免疫力低下(白血球の貪食能力低下)と、全身における血流不全により老廃物の浄化不良となり、脂質代謝不良による皮膚バリア機能異常・細部性免疫低下を補う為の体液性免疫異常活性による皮膚炎という図式になります。
アトピー性皮膚炎は、重度脳虚血における皮膚症状と捉えられますが、重心不良におけるバランス姿勢として、肩から頭にかけてクレーンのような上体姿勢になっているケースが多いです。
当院のアトピー性皮膚炎の施術について
鍼・整骨施術による、脳虚血状態からの解放・全身における血流改善により、全身の痒みが軽減し→カサカサ肌にしっとり感が生まれ→ただれも改善していき→消失へと向かいます。
ただし、クレーン様姿勢の方は不安定性が強く、持続的な重心コントロールが必要とされるため、重心バランス良好状態の継続性が必要条件であることも、認識して頂きたく思います。