婦人科疾患について

月経(生理)の周期について

人間は体内に月時間を持っているといわれています。2月をのぞいた1ヶ月は30日から31日になっています。現在の暦は太陽暦なので、月を基準にした場合には1ヶ月の長さは29.5日となります。実際には月は27.3日に地球を周りますが、地球の公転により2.2日加算され29.5日となります。

女性の月経(生理)は28日、29日周期が大半であり、これも月の周期と一致しています。そもそも月経は地球と月の重力関係による潮の満ち引現象と同様の影響を受けた、生理的現象なのです。

古くより、満潮のときに出産し、引き潮のときに死亡すると言われていて、これは月と地球の重力関係が、人間の生理や生殖機能に影響を与えているからとも言われています

自律神経を正常にするために

女性ホルモンを司るのは、視床下部・脳下垂体・卵巣であり、それぞれがリンクするメカニズムが働いています。これの一連の流れにおいてバランスが崩れることで、スムーズなホルモン分泌がなされず、自律神経失調症になってしまいます。

卵巣の働きが低下することによるホルモン分泌量が低下し、それに伴い視床下部が過剰に働かないといけない持続的緊張状態になることで、自律神経が乱れるというメカニズムになっています。

当院の婦人科疾患の施術について

 鍼・整骨による体の歪みの改善により卵巣の血流量増加→視床下部への過度な負担が軽減して自律神経の乱れが改善するといわれています。また脳への血流量増加により、視床下部・脳下垂体機能の向上が起こり、ホルモン分泌量の正常化へと変化します。

 

血液不良が問題?!女性特有の病気症状

  • 生理痛、子宮内膜症、子宮筋腫→子宮の血流不良
  • 生理不順、産後うつ→脳血流不良
  • 不育症、流産、早産、難産→体の歪みにおける胎盤内血流不良
  • 不妊症→脳の血流不良、体の歪みによる卵巣・子宮の血流不良

血流の大切さ

血流が良くなるには、血液がサラサラになれば良いわけではありません。「血」の質や量が大事です東洋医学の概念では「血」は血液だけでなく栄養やホルモンをも含んだ概念です。女性の赤血球数は、386万から492万が基準です。386万だったらギリギリ大丈夫ではなく、この数値は1000分の1ミリリットル中の量です。全身に換算すると25%も足りないことになります。体を構成する細胞一つ一つに酸素や栄養などを届けるのが血の仕事です。「血」を増やして血流を良くすることにより、細胞レベルで体の働きを活性化し不調を防ぐと言うことなのです。しっかりと「血」を増やし、血流を良くすることで今よりももっと元気になります。 

子宮は血の海

と言う言葉がある通り、血が豊富にあって初めて子宮や卵巣系の機能は正常になります。東洋医学における体質の判断として気虚は血液を作る力の低下、血虚は血液の不足、気滞於血が血液の巡りの停滞に関わります。心と体は2つで1つです。分けることのできないものです。体調が良い時は気持ちは明るくなり、体調が悪い時は気持ちも沈みがちになります。心と体の状態はお互いに影響しあい、常に心は身体と共にあります。
血」を作る力の低下は、胃腸との関係がとても深いです。胃腸が弱くなることにより、血液の原料そのものがスムーズに体に入らないからです。口にしたものだけが体をつくります。胃腸の調子が正常でなければ、何を食べても消化吸収できないと言うことなのです。血虚の状態では、生理痛、子宮内膜症、不妊症などの婦人科系のトラブルがよく発症してしまいます。また、女性として非常に困るのは、血虚体質だと老化も早くなります「血」は栄養を運ぶので、要は全身が栄養不足になり、カサカサ乾燥をしたりシワが出やすくなったりします。

血流の状態を良くするには4ヶ月かかる

血流が悪くなる原因との関係が深いですが、よくするための期間は4ヶ月かかります。これは赤血球の寿命との関係があるからです。古くなった赤血球は脾臓で壊されますが、全ての血液を新しく生まれ変わらせるために4ヶ月が必要なのです。子宮は血の海と言う言葉がありますが、女性にとって非常に大切な血は子宮や卵巣系の働きに象徴されており、血流の状態が良くて初めて生理の状態は健全な状態となります。この生理リズムの元となる卵子が準備されるのに約4ヶ月かかるのです 

「いただきます。」の気持ちを添えて食べることが大切

患者さんの話を聞くといつも本当に大変だなぁと思います。病気や不調を抱えてしまう人ほど自分のことが後回しで仕事や家族のことを優先してしまっている方が多いのです。自分の生活を見直すと言う事は、自分自身を大切にすることに他なりません。外へ向けている優しさを、もう少し自分に向けることが大切です。東洋医学では子宮は血の海と言う言葉が鉄則なのです。「血」が増え満たされてこそ子宮や卵巣系が元気になります。

「血」を増やすには、食べ方にも注意が必要で、早食いはいけません。消化吸収効率の観点からも、精神状態が落ち着いた状態か焦ったような状態かでは異なりますし、実は同じ食べ物でも、どのような心持ちで食べるのかが重要なのです「いただきます」の本来の意味は、動物や植物そのものの命を頂くと言う事から来ています。食べ物一つ一つの命を頂くと言う感謝の気持ちを持って食べることにより、自然と食べる速度はゆっくりと噛んで食べるようになります。「いただきます」の気持ちを添えて食べることで、あなたの命をもっと輝かせてくれるのです。

血流にとって大切になるのは静脈です。

血流にとって大切になるのは静脈です。さほど知られていません。血液の分布の割合は、動脈の血液量の4倍もあると言われています。心臓に十分に血液が戻ることにより、動脈により全身へと血液が送られるのです。我々の生活環境の変化に伴い、歩く機会は本当に少なくなっています。

それにより、どんどん血液が下に集まりやすくなっています。足のむくみは、血液が溜まり血管から水分が漏れ出たものです。その量は多い時で血液の2にも達します。これにより低血圧が発生するのです。静脈を無視して血流を改善しようとしてもうまくいきません。第二の心臓と言われるふくらはぎをしっかり使うこと、すなわちよく歩くことがとても大切になります。歩く事は血液の流れを良くすることにもつながり血液量の低下による不調を改善することにつながるのです。

女性に多い静脈の病気として、近年増加しているのが下肢静脈瘤です。これは血管がボコボコと浮き出るようになる病気です。血液を戻す力が弱いということは東洋医学で言うところの「於血」、血流が悪く滞った状態そのものになります。足がむくんでしまうと水分が血管の外ににじみ出てしまうため、血液が足で滞ってしまう状態になるのです。また血液不足の状態が上半身において生じてしまいます。これにより頭痛や肩こりなども発生し得るのです。

投稿日:2019年4月28日 更新日:

◯受付時間
8:30〜12:00
16:00〜18:00

月・火・木・金
14:30〜16:00
※自費診療(完全予約制)

水・土
8:30〜12:00
※午前の施術のみとなります。

◯休診日
日曜・祝日

◯電話番号
052-461-2833

◯所在地
〒453-0053
名古屋市中村区中村町7-24
サンライズソブエ1F

◯駐車場
3台完備
一方通行の前の駐車場のため、
回り道をしていただき、駐車していただきます。

◯アクセス
名古屋市営地下鉄東山線
中村公園駅から徒歩5分
中村町の交差点(セブンイレブン手前)を右折してすぐです。