最近は小学生くらいから大人にいたるまで、猫背をはじめとした不良姿勢が非常に増加しています。スマートホン利用率や利用時間の増大が影響していることは、皆が納得のいく所だと思います。
それはやはり、「悪い姿勢になっている」のを目で見て確認できるからでしょう。頭部は下を向き、背中は丸い状態になっています。これは本来、体の軸が直立軸に沿っているべき状態が、後ろ側にたわんでしまい、長軸の長さが短くなってしまった状態です。
例えば、弾力のある棒でも、上下から圧を加えればたわむ現象が起き、その変化の分だけ長さは短くなります。猫背現象で大切なことは、筋力低下による沈み現象ではなく、体重を骨軸で正しく受けていないことによる現象であることが重要な点です。
赤ちゃんの運動成長過程は、首がすわる→お座りができる→自分で立てる の順になります。大変大きく重たい頭で一所懸命にバランスをとれるようになるから、筋力の乏しい赤ちゃんでも上記が可能になっているのです。
言い換えますと、頭を重力線上の重心へ保つことにより可能になるのです。不良姿勢はまた、その人なりのバランス姿勢とも言えます。これは、腰かけた際に骨盤が後傾していると、重心バランスが後方へシフトしてしまうので、肩から頭を前方へ倒すことでバランスをとっているのです。
当然この、「バランスをとる」行為は、立位においても同様で、実際には三次元的な捻れや傾きとして行われています。この「バランスをとる」程度が、その人における生理的な範疇を逸脱した際に、様々な症状や病を引き起こす原因になってきます。
当院の姿勢矯正の施術について
美容面においては、「美容鍼」ページに記載しました、むくみ・シワ・タルミ・シミ・クスミ等の発生メカニズムとつながるのです。頸椎・顎関節・仙腸関節(骨盤)の調整を重点的に行い、良好な重心バランスを、無理なく保つことが可能となる状態へと施術します。