Contents
肘の障害について
野球肘・テニス肘・バスケ肘・卓球肘・肘部管症候群・成人肘内障などがあります。いずれにおいても、安静・アイシングにより症状の緩和が見込めますが、根本的な治療を受けなければ、直ぐに再発する恐れがあります。
これらは、関節のアライメント異常による機能障害により、炎症反応を引き起こしたものだからです。正常な関節は本来、摩擦が殆どない状態になっており、炎症反応は起こりません。摩擦が生じれば、マラソンなどは不可能になってしまいます。新しいハサミを使用すれば手は疲れませんが、錆びついたハサミを使用すれば直ぐに疲れてしまいます。摩擦が起こるから炎症が発生し、関節の変形にもつながるのです。
乳幼児の肘が抜ける肘内障とは
一度で関節が整復されますが、輪状靭帯の伸びがあり不安定になっているので、2〜3週間の安定が必要であり、これをおろそかにすると、習慣性になるリスクが高まりますのでご注意下さい。
バスケ肘の痛み
小学校から中学校に成長すると、シュート時の筋肉や関節に負担をかけるようになります。理由としては
①リングの高さが変わり、シュートレンジが変わる。
②ボールの大きさと重さが変わる。
③憧れのプロバスケットボールプレイヤーのシュートフォームのものまねをする。
①②③により、今まで使用していなかった筋肉を使用したり、筋肉や関節の負担が大きくなり、痛みを伴うことがあります。
テニス肘の痛み
バックハンドを行うことによって傷つきやすいテニス肘(上腕骨外側上顆炎は肘の外側に痛みがでる)はテニスだけではなく、日常生活や他のスポーツにおいても発症する痛みです。手首を手の甲側に曲げる動きで筋の炎症が起きやすい症状の一つです。
当院ではストレッチだけでなく、鍼の施術やアイシングによって早期の競技回復のお手伝いをさせていただきます。
野球肘の痛み
前腕屈筋(肘から手まで伸びている筋肉)の中でも円回内筋の負担が大きくなるのが野球肘の痛みにつながります。主な原因としては外側に反る動作をすることで、肘内側の関節・筋肉への負担がかかりやすいからです。
卓球肘の痛み
返球時に肘外側(バックハンドでの)に負担がかかることで筋を痛める傾向にあります。
肘部管症候群
薬指や小指への痺れや痛みが生ずる症候群です。お箸で細かいものを掴みにくい・使いにくいなどの細かい作業が困難になります。また、肘を曲げていると手が痺れてくる、肘の内側がぶつかると、手にビリっと電気が走った感じがする、などの症状もでることがります。
手の痛みについて
手の障害では、手根管症候群・デュケルバン病・
デュケルバン病とは?
へバーデン結節やリウマチによる指の変形性疾患は、
手の腱鞘炎
腱鞘(腱を包んでいるトンネルのようなもの)と腱がこすれ合い、その刺激を受けて炎症が起きている状態を指します。指を動かした時に痛みがでたり、引っかかりを感じの症状が表れます。腱鞘炎の発症率は手指で高く、特に親指に発症するとが多いです。妊娠、産後や更年期の女性、関節リウマチなどでも起こることがあります。
腱鞘炎は腱が紡錘状に肥厚して、
手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)
手根管症候群は手の横アーチが関与し、
主に人差し指と中指へ、痛みと痺れが発症します。まれに、薬指・親指へも症状が出現することもあります。こうした症状は朝方に強くなる傾向があり、グーパー運動や手を振ったりすると、症状が緩和する場合もあります。また、進行した際には手の筋肉がやせてしまい、力が入りにくかったり、