顎関節症について

顎関節痛・顎関節クリック音・開口障害の確認により診断される疾患です。

当院では先述の通り、重心バランスを確認する上で、下顎位の偏位(顎ズレ)を必ず確認しています。顎関節症はその中で、顎ズレの長期経過したもの・偏位が大きなもの において顎関節の炎症反応を引き起こしたものと捉えています。

下顎は、頭より側頭筋により吊るされた骨で、見えない作用としては、重錘の役割として頭位を常に一定に保つ働きをします。「下顎は熱が貯留しやすい部位で、咀嚼によりエネルギーが加わり、熱に変換して顎へと伝わります。(硬い上下の歯牙どうしがぶつかるから)」

これは、かなづち使用時などにも、熱を発生することは、体験的にご存知だと思います。上顎は、上顎洞における空冷作用により、下顎は、耳下腺・顎下腺・舌下腺における水冷作用により熱エネルギーを処理しています。

これがうまくいかないと、いわゆる虫歯の発症リスクが高まるのです。顎ズレがあれば当然ながら噛み合わせに問題が生じ、噛み合わせに問題があれば、歯牙への偏った圧力が加わる結果となるので、やはり虫歯発症リスクが高まります。

当院の顎ズレ・顎関節痛の施術について

顎ズレの解消は、重心バランス良好状態実現による、全身への健康増進作用をもち、虫歯の予防にも深く関与してます。近年は歯科矯正をされる子供も多くなりましたが、顎ズレを正さずに実施することのリスクも念頭において下さい。

顎関節症においては、下顎が正しい位置へと整復されると、外側翼突筋の過剰緊張が解消され、これに付着する関節円板と顎関節頭の可動抑制も解放されます。これにより、開口制限とクリック音はその場で消失へと向かいます。(痛みの軽減も伴いますが、炎症反応は瞬時に消失しない為に残存します)

しかし、病歴が長く関節円板が伸びてしまっている場合や、顎関節頭や関節円盤の器質的変化が成立してしまっている場合においては、顎関節における不安定性が強度の為、より継続的な施術によるコントロールを要します。

投稿日:2019年5月22日 更新日:

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