Contents
子どもの鍼治療について
鍉鍼という刺さない技法での鍼治療を行います。
子ども達の歯並びの悪さや姿勢異常が増加しています。
近年、骨盤部位が健康に重要な役割を担うと注目されています。
東洋では、仙人になれる人は祖の骨が長い、西洋ではSacrumubone(聖なる骨)といわれ、生命を創造し育む場所として特別視された骨を仙骨といいます。さらに、その先端、一般的には、人がサルに近かった頃の名残であるといわれる部位を尾骨といいます。 この尾骨が圧迫されるなどすると髄膜系を介して生命活動に大きな影響を与えます。
生活様式の欧米化やパソコンの普及により、椅子に座って生活する時間が多くなっています。椅子の形態によっては尾部圧迫し続け、血液と髄液の循環を阻害します。血流が阻害されると血液は酸素と水を取り込むことができなくなり、その粘度を増します。生理物質や酸素が不足することにより思考が低下し、眠気を誘発するだけでなく、高粘度の血液は心臓や血管に大きな負担をかけ、場合によっては脱水化の進行により血栓の形成(頭部なら脳血栓、脚部ならエコノミー症候群など)を誘発することになります。
また、尾骨を圧迫しないことは、子供の健全な成長に重要なことです。児童期は旺盛に動き回ることによって、安定的な直立二足歩行を獲得していく時期ですが、尾骨を圧迫すると脊柱、骨盤周辺部位の発育不全、内臓疾患や特発性側弯症などの疾病要素を形成する場合があります。
日常の生活の中で、尾骨を圧迫しない為の3つの注意点
・体育座り(三角座り)をしない
・床に座る際に足を伸ばして座らない(長座)
・自転車を長時間乗らない
子ども達の免疫異常が深刻化・・・
子どもの花粉症・食物アレルギー・アトピー性皮膚炎・湿疹・インフルエンザの集団感染・溶連菌感染症・RSウイルス感染症などの増加傾向が深刻です。
上記を引き起こす原因として、「食の問題」が大きく関係しています。子供たちの内臓は未発達で、特に肝機能における解毒作用は大人に比べ非常に弱いです。(アルコールなどが飲めない)
コンビニのおにぎりやサンドイッチ、駅弁、スーパー店頭に並ぶ食品の表示欄を見て頂きたいです。なじみのない化学薬品名が、細かい文字で並んでいます。 本来ならば、おにぎりは米と塩。野菜サンドイッチは野菜名とパン・バター。味噌・醤油なら大豆、小麦。日本酒は米と米麹と表示すればすみます。利益を優先する大量生産食品は原料代を削り、手間を省き、時間を節約するのです。十分な熟成を待たないから色も香りも味も足りません。
そこで、本物らしくする為、着色剤、香科、化学調味料を補っています。未熟で腐りやすいという不安も、保存料が解決します。便利・手軽・安価な食品添加物は、ごまかしの特効薬なのです。
まともに作れば半年以上かかるのに、水より安い醤油があるのはなぜでしょうか?お米で造る酒に純米酒があるのはなぜでしょうか?本みりんといいますが、他のみりんはみな偽物なのでしょうか?望みもしない添加物や化学薬品を、製造流通の都合で食べさせられているのではたまりません。しかも、長年食べ続けた結果どうなるかを、誰も知らないのです。
私達はいつしか、添加物まみれの食品に囲まれ、また利便性を追求するあまり、それらの食品を口にする機会があまりに増えているのです。保存料は抗菌剤であり、免疫を担う腸内細菌の活動に非常に悪影響を与えています。解毒機能の弱い子供達は、体内毒素をより多く貯留してしまい、免疫異常を起こしているのです。
先人たちは気候風土、微生物を巧みに利用して美味しいものを作っていました。時季に山ほど採れる鮮度の良い魚や野菜を塩漬けにし、天日や風で干し、ぬかや酒粕などを漬け床にして保存しました。漬物や塩辛は常備のおかずです。時を経て、塩蔵穀類は味噌たまりに、魚は魚醤にと調味料にもなりました。時間も手間もかかるが、手塩の味は胃袋の中だけでなく、心も満足させてくれます。
食育からの観点や、家族の健康を守るという意味においても、「食の問題」により一層気を配って頂きたいです。
現代は体調不良の子どもが増えている?!
子どもはいつも明るく元気で、躍動感に満ちあふれているのは当たり前です。現在は子どもだけで遊びに行くことも昔より少なくなり、運動量の低下や精神的ストレス、また食品添加物摂取量の増加により腸内環境の悪化や毒素の貯留量増加による免疫力の低下などなど。
- 猫背などの不良姿勢
- 歯並びの悪さ
- アトピー性皮膚炎や食物アレルギー
- 花粉症やインフルエンザの集団感染など
私が子どもの頃には考えられない体調不良な子ども達が増えていると考えています。
脳の成長、発達を促すために
鍼・整骨により直立姿勢へとただすことで、本来あるべき姿勢に戻し、健やかな成長を促すお手伝いをします。姿勢改善に伴う呼吸の改善や免疫バランスが整いやすくなることで、脳の成長・発達が促進することができます。
【子どもの猫背(姿勢)矯正】7〜8歳に姿勢を改善する必要があります
賢い子供に育てようと思えば、直立姿勢がしっかりとしてくる7~
平衡機能を全て脳で制御すると、大変な処理能力が必要となり他事ができなくなります。平衡を司る小脳に問題が発生すると、知的発育が遅くなることが知られています。
例)高所でたたされると、膨大な情報量が眼から脳に入り、バランスを取ることに脳が全力をあげる為、簡単な会話や計算もできなくなります。
骨格の不均衡により脳の余力低下へ→機能低下が生じ→
猫背・口開き状態の不良姿勢→脳脊髄液の還流が抑制方向へ→脳機能低下→様々な健康問題に発展します。
顎ズレは鼻閉をもたらす?!
- 鼻腔の過剰陰圧による浮腫で鼻水・鼻づまりが発生します。
- 舌根沈下気味→頸動脈鞘の圧迫により脳が酸欠気味に→集中力低下
1.2共に集中力低下につながります。
子ども達にみられる不定愁訴(骨格バランス異常による問題)
- 朝起きるのが苦手
- 体力低下
- 覇気がない
- キレやすい
- アレルギー体質になりやすい
- 姿勢が悪い
- 手足の冷え・汗ばみ
- 強い疲労感
鍼・整骨による施術でこれらの問題を解決することにより、