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鍼灸について
WHO(世界保健機構)においてもその効果が認められています。
古代中国では血管の存在を知る前より【血の道】という概念がありました。東洋医学は、病までの経過や現症(状況証拠)に基づいて、数千年にわたり集積した医術的経験論(長期経過証論)です。鍼灸はその中にあって全体のバランスを整えるという基本概念に沿い、鍼や灸を用いた刺激により多様な症状に対応する由緒ある伝統医術です。
鍼を刺して、均衡を破るとそこに電子が集まり、一気に電気が流れます。ICやLSIチップなどが微弱なエネルギーで変換するように、鍼1本で表面電位・置留性は変化可能なのです。
現在は薬剤に頼らず体内環境を改善させる医療として世界中に注目されており、WHO(世界保険機構)においてもその効果が認められています。
整骨について
文字通り骨を整える医術
一部の手技を取り出して真似、すぐに施術できるようなものではありません。技術向上のために長い時間をかけ、真面目に積み重ねて学習体得し、緻密な技術制度を上げる努力を続けた結果の医術です。数千年の歴史の中で、人類が獲得してきた用手的対応を参考にしながらも、科学の糧を加味したい術です。
当院の特徴は関節自体が元通りになろうとする力(内包力)を最大限に活用し、術者の物理的整復力を極小にすることで、個々にあわせたオーダーメイド施術を行い、患者さんへの負担を最小限にとどめるという点です。
個々に適した施術を行います。
「鍼灸」「整骨」いずれにせよ、「術」とは正確であれば良いというものでは無く、大切ではありますが、相手は生身の人間であり、微妙な反応を開始します、それを読み取り、相手が受容できる範囲を見極め、先を見越してこそ「判断する能力」をも含めて「技」と言えます。点で見るのでは無く、全体像を把握して、現段階では何をすれば良いかが大切です。同じ病であっても人により症状の程度は全く違い、同等扱いはできないのです。
西洋、東洋ともに医療は日進月歩しています。これは不完全であるという前提ですが、我々にはまだまだ理解できない、人体のメカニズムや機能があります。東洋医学は「非科学的」ではなく「対科学的」として考えていただき、西洋医学との医療バランスを大切に考えていただければと思います。
【当院の考え】体の不調の原因と改善方法について
下顎がカラダのバランスを整える
人類は約500万年前に誕生し、最大の進化の特徴は直立2足歩行と脳の拡大です。四足獣は頭が大きいと体を支えられませんが、人は体の上に頭がついているので、脳を大きくすることができました。しかし、それにより2本足で立ち、重たい頭が一番上に位置していることで、身体のバランスが不安定になってしまいました。そこでバランスを取る為に【下顎】が重要な役割を担うこととなりました。
下顎のズレが発生すると頭が傾き、その結果、頚椎の配列に異常を生じさせ、これが脊椎全体の捻れへ導かれてしまいます。
カラダの異常改善のポイントは「顎」
- 仙腸関節(骨盤)の異常
- 仙骨連動失調
- 脳脊髄液還流の低下
- 脳の機能低下
- 眠気、ボーっとする、集中力低下
- 自律神経失調症など
これらの症状の改善は顎が関係していることが多いと言われています。
下顎の重みで頭位軸を常に一定にすることが可能になっています。
下顎機能が歯牙の干渉により妨げられ、(歯並びの悪さなどにより)頭位軸を鉛直に保てない事により、病気が発症すると言われています。この下顎機能に大きく関与する神経が【三叉神経】です。
三叉神経は最大の脳神経であり、頭頚部領域の大半を支配しています。全ての核と中継して、脳と脊髄を脊髄路核が繋いでいます。脳と体を唯一結ぶ神経で、顔・頭頚部領域による平衡の調節を可能とする神経なのです。
鍼・整骨施術により仙腸関節、頭位軸、顎ズレを正していくお手伝いをします。
健康の鍵は、あなたの心とカラダが矛盾なく響き合う状態へ
人の中枢である脳・脊髄は、頭蓋骨・脊椎に納まり、全ての血管・神経系はこれより枝分かれしています。これに不均衡が生じると重力空間の中では捻じれが生じます。脊椎の歪み、ズレなど、これが持続されると神経では伝達速度に変化が起こり、脈管でいうと血流動態が変化します。※大血管と小血管の接合部の角度が変わり、血流が変化します。
直立動態の異常からカラダの機能不全が発生して、様々なカラダの不調や症状、疾病が生まれる原因になります。
まっすぐ立てない、歩けないなどの平衡感覚の障害で、頸部や全身を捻り、バランスを取るので、頭の付け根【脳幹】に悪影響を及ぼし、神経系の異常、循環障害が生じ疾病へと繋がります。
脳幹が司る働きとは
- 体温調節
- 睡眠調節
- 血流、心拍数の調節
- 呼吸、血中酸素濃度の調節
- 自律神経などホルモン分泌調節
- 毒素排出の調節
近年では脳腸相が注目され、腸内細菌叢(さいきんそう)の状態が脳の活動や精神状態にまで影響を及ぼすことがわかってきました。口腔における総合雑菌群は500種類と言われ、口腔粘膜に浸潤し、歯根膜、歯石、咽頭に存続しています。
脳腸相とは腸で生じたさまざまな生理的・病理的な変化が脳へ伝えられ、脳内の情報処理機能に影響を与えることが明らかに。この脳と腸とが相互に情報伝達・情報交換を行い、お互いに作用しあう関係。
SPUR.JP
腸は、腹腔・骨盤腔内臓器なので、骨格に異常があれば様々な症状の原因に
鍼・整骨施術により、本来あるカラダの状態へと導き、カラダの各機能を正常な働きをする環境に変えていくお手伝いをします。
正しい呼吸をできるようになれば、健康と長寿に大いに役立ってきます。
私たちは経験的に、緊張や恐怖に陥った際に、手足が冷たくなったり、汗をかいたり、腰が抜けたり、手足が震えるなど心と体の変化は連動している事を知っています。これを読んでいるあなたの体では、心臓がリズムよく脈を打ち、食べ物は消化器により順調に消化、吸収され、腎臓では尿を生成し…などスムーズに無意識の領域で数限りない働きが活動していますが、ショッキングな情報がもたらされた瞬間に上記は乱れてしまうのです。
東洋の先人たちは心身のトラブルに対して、瞑想や座禅などの「呼吸法」により対応していました。これは大変、的を得た方法であり効果があります。
一生涯、24時間継続する呼吸が「正しい呼吸」のようになれば(その時間が増えれば)健康と長寿に大いに役立ちます。
静かに柔らかく細い状態が正しい呼吸法です。
表現の仕方が漠然としていますが、具体的にいいますと
- 血漿中の炭酸ガス含有量の減少状態
- 肉体と精神の活動減退→心身ともに落ち着いた状態
- 酸化過程が少なく、エネルギー生成が少ない
休息が自然に与えられ、血液がアルカリ性傾向となり、体全体を益する。
逆に悪い呼吸法は浅く早い呼吸です。相対的酸欠状態といいます。不安・ストレス、恐怖などがあると、脳がそれに対応する物質を作るため、病の回復に必要なエネルギー不足となります。
東洋医学では「魄」(はく)という概念があり、これは脈打っていると考えられ、心と体を結び付けるものだとされています。これは、呼吸のリズムと一致しているのです。最新の脳科学では、
「扁桃体」が恐怖やストレスを感じる中心と考えられます。強い不安や恐怖を感じると扁桃体が過剰に働き、大量のストレスホルモンが全身に分泌されます。この状態が長期化すると、脳細胞への栄養不足状態となり、全身への様々な悪影響を生じてしまいます。
扁桃体の脳波は呼吸とぴったり一致していることが明らかになりました。呼吸を整えるという体からのアプローチで、脳へ直接働きかけることができるのです。
当院の施術について
鍼・整骨施術により、骨格の捻れを解消に導き直立姿勢を獲得することで、過剰な筋緊張が緩んでいきます。骨軸で体重が支えられるようになることで、スムーズな正しい呼吸ができるようになります。